長い自己紹介

目次

仕事に対するポリシー、ミッション

今のような考え方にたどり着くまで、けっこう時間がかかっています。少し昔の話を書きます。

管理を知らなかった頃

地元である宮城県遠田郡涌谷町で幼少期から過ごし、学生時代を経て、順調に20歳で就職しました。1999年のことです。時は過ぎ、今では27年が経ちました。

当時の私はサラリーマンで若く、目の前の仕事に対して、右も左もわからないまま、ただただ作業をしていました。スケジュールをきちんと管理することもなく、計画なしに目の前の仕事を淡々とこなしていくなど、「管理」としての体制をまったくもって意識していなかったのを覚えています。

今の私の立場は、人に指示を出したり「情報や時間の管理」をしたりと、周りの調和役や進行役を担うことが多いため、当時の無鉄砲さは恥ずかしい限りです。

管理を覚えたのは、自分で背負う立場になってからです。人の時間を預かって、決めた期日に責任を持つようになって、ようやく「なぜ管理が要るのか」が分かりました。

無鉄砲も攻めの姿勢

とはいえ、そんな無鉄砲な部分も、言い換えれば「攻めの姿勢」でした。歳を重ねると、この攻めの姿勢がだんだんと「守りの姿勢」に変わってきます。

経験が増えるほど、失敗するパターンが先に見えてしまって、手前で止まってしまうんです。慎重さとも言えるのですが、放っておくと止まる理由ばかり増えていきます。

守りが悪いわけではありません。ただ、守りだけになると新しいものが出てこなくなります。攻めと守り、どちらに寄りすぎてもうまくいかないので、ここもバランスだと思っています。

あの頃の熱量を忘れない

今の私から当時の私を俯瞰的に見れば、「まったくもってやれていない」と思うかもしれません。

しかし当時の私は、初心の情熱に満ちていて、勢いがありました。あの頃の私でなければ発揮できない熱量でした。技術も段取りも今のほうが上ですが、熱量だけは当時に敵いません。

これは絶対に忘れてはいけないことで、いつも振り返っては、この頃の初心・無鉄砲な情熱を意識するようにしています。新しいことについ手を出したくなるのも、たぶんその名残です。

ウェブの仕事

ウェブの仕事のニーズは、「作成」から「運用」にシフトしています。私自身、2006年ごろまでは「ウェブデザイナー」として、作る側の仕事をしていました。今のウェブの仕事は、見た目の美しさを追求するだけではなく、売上やサービスを良くしていく、経営のすぐ隣にある仕事です。

ウェブサイトを作ること自体が目的になってはいけません。あくまで、その先にある本当にやりたいことを叶えるための手段です。なので、作って終わりではなく、その先まで一緒に考えられる立場でいたいと思っています。

経営スタンス

2002年9月に個人事業として独立し、2007年7月に法人化しました。以来23年、経営者として過ごしてきました。

日本の法人の存続率は数パーセントと言われる中、よく「すごいですね」と言われることも多いのですが、継続や撤退の理由はさまざまあると思います。規模を大きくすればコストや規模のリスクを伴いますし、かといってフリーランスの規模では、こなせる仕事と成長の伸びしろに限界があります。

ビジネスにおける全てが、バランスだと考えています。立ち位置、関わる人々、場所、スキル、人脈、生活スタイルなど、あらゆるバランスがフィットすると無駄なく自然体な経営ができると思っています。戦略的ではないのですが、このバランス感覚に対する嗅覚や方向性にムリがないため、20年以上の年月を重ねることができました。

裏を返せば、バランス感覚が悪い場合、経営・ビジネスの永続性に影響するのだと考えます。

「飛躍」と言う言葉は苦手です。羽ばたいてしまうと、いつかは必ず下降を伴います。死ぬまで上昇できれば文句ナシですが、飛躍し続けるバランス感覚は永遠の課題です。

持論

持論では「低空飛行」が理想です。いつでも着陸できるし、がんばればちょっと上昇できます。

2021年7月に、涌谷町の広報誌に掲載いただきました

Era Web Architectsのライブ配信に出演しました

2023/03/24 にライブ配信 Era Web Architects #123
テーマ: 飛躍ではなく低空飛行が理想
ゲスト: 赤間公太郎

Era Web Architects #123

講師という仕事

出身校で教える

仙台市内の専門学校で、2007年から非常勤講師の仕事をしています。今年で19年目になります。

その学校は、私の出身校です。まさか自分が通った教室に、教える側として戻るとは思っていませんでした…。卒業したあとも関われるのは、特別な縁を感じます。

「人間力」と「技術力」を伝える

学校の仕事には「教育」と「専門知識」の両面があります。言い換えると、「人間力」と「技術力」の指導です。

技術力のほうは、教える内容がはっきりしています。手順も正解もあって、できたかどうかも目に見えます。難しいのは人間力のほうで、こちらには教科書がありません。約束を守ることから、分からないことを「分からない」と言えるかどうかまで、伝え方を毎回考えています。

ただ、仕事の現場で効いてくるのは、たいてい人間力のほうです。技術は入社してからでも覚えられますが、姿勢は後からだとなかなか直りません。

教えるには3倍の知識が必要

「人に教えるには3倍の知識が必要」という理念で、これまでやってきました。

自分では分かっているつもりのことでも、人に説明しようとすると、とたんに穴が見つかります。「なんでそうなるんですか?」と聞かれて答えに詰まり、調べ直して、自分の理解が浅かったと気づく…その繰り返しです。

なので、いちばん勉強させてもらっているのは、たぶん私のほうです。こういった仕事に携わることが、自身のスキルアップや人間力向上の一助になっています。

同じ授業は二度とない

学生は毎年変わるので、去年うまくいった伝え方が今年は通じない、なんてことも普通にあります。教える中身も、ウェブの技術は数年で変わってしまうので、同じ授業は二度とできません。

難しいけれど、実に面白い仕事です。

こういう人と仕事をしたい

私自身の仕事スキルや、会社の仕事の規模に見合った案件を得意としています。逆に、それを超えるものは正直に「できません」とお伝えしています。抱えきれない仕事を引き受けてご迷惑をかけるより、そのほうがお互いのためだと思っています。

こんな進め方だと、力を出せます
  • 規模はほどほど。目と手が届く範囲で
  • 決める人と、直接話せる
  • 「まず、やってみよう」から入れる
  • 新しいことを試させてもらえる

規模はほどほどがちょうどいい

大規模な案件は、正直ちょっと手に負えません(会社の規模と、割けるリソースの都合です)。

ムリに背伸びをすると、人もコストも増やすことになって、そのぶんリスクも抱えます。前にも書いたとおり私は「低空飛行」が理想なので、ここは欲張らないようにしています。

身の丈に合った仕事なら、細かいところまで目も手も届きます。結局それがいちばん喜んでもらえる、という実感があります。

決める人と直接話したい

稟議は速いほどありがたいです。スタートしないことには、何もはじまりません。

困るのは、決める人がその場にいないことです。提案が担当の方から上長へ、また担当の方へと行ったり来たりするうちに、伝言ゲームで意図が削れていきます。返ってくるのは「持ち帰ります」ばかり…これでは判断の材料もうまく渡せません。

意思決定者と直接話せれば、その場で決まります。だめならだめで、すぐ次の案を出せます。

まずやってみる

フットワークは軽くいきたいです。「まずはやってみよう」から入れる相手だと、話が早いです。

ウェブの仕事は、やってみないと分からないことだらけです。机の上で完璧な計画を立てるより、小さく出して、反応を見て直していくほうが速いですし、失敗も小さくて済みます。

試させてもらえるとありがたい

新しいことにチャレンジさせてくれる仕事が嬉しいです。仲の良いお客さんにはよく「格安でいいので実験させて!」とお話しします。聞きかじった知識や、新しく調達した道具・機材を試したいことが多く、実戦に投入したいのです。

もちろん、こういった鉄砲玉的な思考には、ミスや期待はずれの結果、何度もやり直し…といったリスクが伴います。それでも、新しく試した経験は、次の仕事でちゃんと役に立ちます。試させてもらったぶんは、必ず別の形でお返ししているつもりです。

そのぶんは必ずお返しします

そういった部分を含めて理解してくれる人には、「貢献したい」「もっとがんばりたい」と思えるものです。

失敗を恐れず、寛容で理解のある人と仕事がしたいと常に望んでいます。そういう人には、持てるスキル・アイデアで最高のお返しをします。

こういう人はちょっと苦手

悪口ではなく、相性の話です。合わない組み合わせでムリに進めても、お互いに疲れてしまうだけなので、正直に書いておきます。

反対に、こうなると噛み合いません
  • 「業者」として扱われる
  • 理由のない否定から入る
  • 判断が先送りされ続ける
  • 済んだ話が蒸し返される

「業者」として扱う人

いちばん苦手なのは、こちらを「業者」として扱う人です。

言われたものを言われたとおりに作って納めるだけなら、私でなくてもいいはずです。前にも書いたとおり、ウェブサイトは本当にやりたいことを叶えるための手段なので、作る係としてだけ呼ばれると、いちばん役に立てる部分を出せないんです…。

一緒に考える相手として見てもらえると、うれしいです。

「いや」「だって」「でも」から入る人

「いや、」「だって、」「でも、」が多い人は苦手です。

否定から入る癖のある人と話していると、こちらもだんだん口が重くなります。どうせ最初のひと言で止まるだろうな…と思ってしまい、結果、無難な案しか出さなくなります。それだと、お互いにもったいないです。

反対されること自体は構いません。「それはこういう理由で難しい」と言ってもらえれば、次の手を考えられます。困るのは、理由のない否定です。

判断を先送りする人

失敗を恐れる気持ちは分かります。ただ、慎重すぎる姿勢は、ときに周りの人まで巻き込んでしまいます。守りに入った場からは、守りの案しか出てきません。

確認や資料が増えるたびに、判断が先へ先へと送られていきます。でも、決まらないあいだにも世の中は動いているので、慎重にしていたつもりが、いちばん大きな機会を逃していた…ということも起こります。

ウェブは、あとから直せます。出してみて違ったら変えればいいので、完璧を待つより、そのほうが間違いも小さく済みます。

済んだ話を蒸し返す人

済んだ話を、いつまでも蒸し返す人も苦手です。

ミスがあれば直しますし、原因もきちんと説明します。ただ、片付いたあとも同じ話が続くと、次の一歩が出しづらくなってしまいます。前に進むための打ち合わせが、振り返るだけの時間になるのはもったいないです。

言いたいことは、その場で言ってもらえるとありがたいです。そのほうが早く直せますし、こちらも引きずらずに済みます。

とはいえ、ここに書いた「苦手」は、ひとつ前の「こういう人と仕事をしたい」の裏返しです。相性が合う方とは、長くお付き合いさせてもらっています。

仙台で仕事をするということ

仙台に残った理由

勤めていた会社を辞めるとき、いったん仙台(宮城県)を離れることも考えましたが、仙台という土地柄が好きで、結局移住はせずに残りました。住み慣れた土地というものはいいものです。

実家にすぐ帰れるというのも、ひとつの親孝行の形だと思っています。

近くにいることの価値

ウェブの仕事(作業)そのものは、場所を問わずどこでもできます。離れた相手とのやり取りも、今では普通になりました。

それでも、物理的な距離に起因する「近くにいる安心感」は貴重なものです。何かあったときにすぐ顔を出せますし、打ち合わせのついでに、ちょっとした相談も拾えます。これは遠くにいるとなかなかできません。

デザイナーとして働いていた会社でお世話になったクライアントとは、今でもお付き合いがあります。近くにいたから続いた、という面は確かにあると思います。

このあたりが、仙台にこだわる理由かもしれません。

趣味・嗜好

さまざまな趣味を経て今に至ります。よく「パソコン詳しいですよね」「仕事が趣味ですよね」などと言われますが、私の家にパソコンはありません。毎日ノートパソコンを持ち歩いて(持ち帰って)はいるのですが、家で開くことは稀です。子供や家族と過ごす時間でめいっぱいなんです。

趣味としては、昔は車のカスタマイズ、楽器(ギター、ベース、ドラムなど)が好きでバンド活動をしたりと、興味が少しでもあれば経験、体験をしていました。

たぶん凝り性なんです。はじめると一通りやらないと気が済まず、自分なりに納得したところで、ふっと熱が冷めます(飽きっぽいとも言います…)。ただ、そのとき覚えたことは妙に残っていて、まったく関係ない場面で急に役に立ったりします。

ここ数年の趣味で言えば「クレジットカード」と「飛行機」と「買い替え」が趣味です。

並べてみると脈絡がないようですが、自分の中ではどれも同じで、仕組みを調べて、いちばん良い組み合わせを探して、試す…の繰り返しです。やっていることは仕事とあまり変わりません。

クレジットカード

いわゆる「ポイ活」なのですが、はじめはコンビニ(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ)でどの支払い方法をすれば一番得なのか、を考えそれぞれに特化したサービスやクレジットカードを作り使い分けたのがきっかけです。

一枚ですべてをまかなえるカードはありません。この店ではこの支払い方法、この買い物にはこのカード…と、いちばん得な組み合わせが細かく分かれるので、分けて持っているうちに枚数が増えていきました。

好きが高じて、今では70枚を超えるカードを所持しています。

ここまで来ると、管理のほうが大変です。年会費のかかる日や更新の月、使い切らないと消えてしまう特典など、とても覚えていられないので、これも仕組みで管理しています(管理しきれないと、得どころか損になりますので…)。

楽しいのは、得した金額そのものより、条件を読み解いて、いちばん良い組み合わせを見つけたときです。パズルに近い感覚です。

なので、人にはおすすめしません(70枚はさすがに…)。たいていの方は2〜3枚で十分ですし、そのほうが得です。自分が好きでやっていることと、人にとってのいちばんは、分けて考えています。

飛行機

ポイ活を行っていると、その価値や魅力に魅せられ、たどり着くのが「マイル」です。楽天ポイントは1ポイント=1円なのですが、1マイル=2円以上をはじき出し、国際線のビジネスクラスやファーストクラスにおいては、1マイル=15円という価値にも昇華します。

同じ1マイルでも、使い方次第で価値が何倍にも化けるのが、マイルの面白いところです。マイルを貯めて、海外旅行をたくさんしました。

しかも、特別なことをしているわけではなく、普段の支払いを貯まる形に置き換えているだけです。ふだんの買い物が、そのまま旅になる…この感覚がたまりません。

記録が残っているぶんだけでも、これだけ飛びました。

  • 2011年 ソウル
  • 2012年 ソウル
  • 2013年 ハワイ/香港/釜山
  • 2014年 ハワイ
  • 2015年 イタリア/釜山
  • 2016年 台湾/グアム
  • 2017年 ニューヨーク/ソウル/インド
  • 2018年 台湾/上海/ドイツ
  • 2023年 ロサンゼルス
  • 2024年 台湾
  • 2025年 ハワイ

各国に、マイルを使ってほぼタダ旅をさせてもらいました。

旅先では、有名な観光地よりも、市場やスーパー、地元の人が普段使いしているお店によく行きます。売っているものや値段の付け方、店員さんの働き方を見ているほうが、その国のことが分かる気がします。

撮った写真を、少しだけ。

このほか、仕事での渡航もありました。2013年にミャンマー、2018年と2022年にタイへ。

仕事のほうは、こんな景色でした。

旅に行くと、「当たり前」の違いによく驚かされます。

日本では当たり前の手順が、よその国ではまるで通用しなかったり、逆に、こちらががまんしていた不便を、向こうはとっくに別のやり方で片付けていたり。そういう場面に何度も出会いました。

これは仕事でも同じで、ウェブサイトを作るときも、「普通はこうですよね」で通り過ぎたところほど、あとから見直すと直せる余地が残っています。

買い替え(アップデート)

「趣味は何ですか?」の答えに対し、最近は「買い替え」とお話することが多くなりました。

といっても、次々に新しいものへ乗り換えたいわけではなく、むしろ逆で、もう買い替えなくていいものにたどり着きたくて買い替えています(ややこしい…)。

例えばキッチン用品。皿、器、カトラリーは100円ショップでも品質の良いものを買えますし、ニトリやイケアに行けばデザイン性の高いものもたくさん手に入ります。

目的にあったものが最良ではあるのですが、何かを手にしたとき、「もっといいものがあるはず」と比較対象をすぐに作りがちです。そのジャンルにおいて自分の中で比較対象がなくなり、これ以上のものはない、と感じたときに手にするものの最高峰を感じられます。もちろん、高価なものは良いものであることが多いのですが、ここで言う比較対象は、金額ではなく「自分にとっての最良か」がポイントです。

そこにたどり着けば、もう探さなくて済みます。調べる時間も迷う手間もまるごと浮くので、効率化好きとしては、たぶんここが本当の目的です。

最後は業務用に行き着く

身の回りのものを揃えていくと、その最高峰は業務用にたどり着くことが多々あります。例えば最近、フォーク、ナイフ、スプーンなどのカトラリーをごっそり買い替えたのですが、最終形態は遠藤商事の セピアヘリテイジ シリーズでした。

業務用は、毎日何百回と使われる前提で作られているからか、飾りがなく丈夫で、割れても同じものを1個から買い足せます。長い目で見れば、むしろ安上がりです。

食器は無印良品を愛用していて、満足するとまた違う何かを求めて、Francfrancだったり雑貨屋のものだったりといろいろと試すのですがイマイチ定着しません。あるときイタリアンバルで目にしたセピアヘリテイジに惹かれ、揃えて愛用するようになりました。使うたびに「お気に入りのバルと同じだ」と、ちょっとうれしくなります。品物そのものの良さに、こうした気分の良さまで乗ってくるのが、業務用の面白いところです。

ただ、はじめから最高峰を買えばいい、という話でもありません。安いものを一度使ったからこそ、何が足りないのかが分かります。回り道をしたぶんだけ、自分の基準ができていく感じです。

効率化について

楽をするための手間

性格的なものが強いのですが、「効率化」が大好きです。例えば書類のファイリングや仕分けなど、単調な作業であればあるほどパターンを見つけてはリアルタイムに改善をこなします。何度も同じ繰り返しをするわけですから、少しでも手間を省いた方がいい、ミスをなくした方がいい、早く終わる方がいい。常にそんなことを考えて仕事をしています。楽することは正義です。

ただ、楽をするための準備そのものは、たいてい面倒です。仕組みを作る時間だけを見れば手でやったほうが早いのですが、先に作っておけば、2回目からは一瞬で終わります。

判断の基準は「回数×時間」

パソコンで何度も入力する名前や住所は、生涯何百回何千回と入力します。こういったものは、アプリの単語登録をすれば済む話です。私達の当たり前は実は不便で非効率なことが山程あります。しっかり向き合い、改善すべきです。「人生ソンしてた…」を見つけることが第一です。

見極め方

見極めるときは「回数×時間」で考えます。一度きりの作業を凝って自動化しても、たいてい元は取れません。逆に、毎日数秒しかかからない作業でも、生涯で見れば何十時間にもなります。なので、小さくて回数の多いものから潰していくのがおすすめです。

削るもの・削らないもの

とはいえ、何でも削ればいいわけではありません。手順は削っても、人とのやり取りは削らないようにしています。確認の一往復や、状況を先に伝えておくひと言を省くと、あとでその何倍も時間がかかります。

効率を極めるということは、時間と、精神的・肉体的な健康を確保することにつながります。

浮いた時間にまた仕事を詰め込むだけだと、忙しさは変わりません。なので、浮いた時間で何をするかまで含めて効率化だと思っています。

思考術

めんどくさいが原動力

めんどくさい、がすべての原動力です。「極力何もしない」を意識し「いつも何度も行っている作業を楽にしたい」。真逆で矛盾しているように思いますが、この2つは両立が可能です。いかにやらないか、は仕事を行う上で非常に大事な考え方です。

めんどくさいと感じるのは、そこにムダがある合図です。がまん強い人ほど、その合図を見逃してしまうので、めんどくさがりはこの仕事ではけっこう役に立ちます。

考えるのは最初の一回

同じことを毎回考え直さないようにしています。使う道具や書類の置き場所、打ち合わせの進め方なども、一度決めてしまえば次からは迷いません。

迷っている時間は目に見えないぶん厄介なので、決めごとを増やして、頭は本当に考えるべきことに使いたいと思っています。

覚えずに外に置く

記憶にも頼らないようにしています。覚えていることが前提の段取りは、忘れた瞬間に崩れるので、予定も手順も思いついたことも、まずは書き出しておきます。

私は専門学校時代からMacを使い続けて29年になりますが、お気に入りのアプリにKeyboard Maestroがあります。いわゆる「マクロを組む」アプリです。Excelのマクロと違うのは、アプリをまたいでMacの操作そのものを自動化できる点。キーボードやマウスの一連の操作をあらかじめ登録しておき、わずかなキータッチで呼び出します。これまで地道に、しかも非効率にやってきた作業から一瞬で解放してくれます。結果…時短になり、手間もミスも減ります。

持論

覚えておくのは道具に任せて、空いた頭で次のことを考える。これがいちばんラクです。

苦労することが正義とは限らない

飴色玉ねぎはレンジで作る

料理をするとして、飴色玉ねぎを作るのに弱火でじっくりと、何十分もフライパンに向き合う必要があります。しかし、電子レンジを使うと、ものの数分で同じクオリティのものが作れます。

ここでのポイントは「苦労」ではありません。「水分を素早く飛ばす」ということにあります。科学の力で解決するなら「苦労」はすっ飛ばしていいと思うのです。

結果かプロセスか

しかし「結果が大事」なものと「プロセスが大事」なものは意図が異なります。「何十分もフライパンに向き合う」ことが重要なのであれば、正解はそれになります。

仕事も同じで、時間をかけたこと自体は価値になりません。相手が受け取るのは結果のほうで、どれだけ苦労したかは伝わりませんし、伝える必要もないと思っています。

一方で、自分が何かを覚えるときは、近道しないほうがいい場面もあります。身についていることは、たいてい一度はめんどくさい手順を通ったものなので、ここまで効率化してしまうと、結局あとで遠回りになります。

どちらも正解のときの選び方

持論

どっちも正解、から最適解を都度選ぶ思考が大事です。

楽をするのがいつも正しいわけでも、手をかけるのがいつも偉いわけでもないので、どちらかに決めてしまわずに、今回はどっちなのかをその都度考えるようにしています。ここを飛ばすと、やり方のほうが目的になってしまいます。

在庫という考え方

家は倉庫かコンビニが理想

在庫が好きです。家の理想は倉庫やコンビニ。「業務用」が好きなのかもしれません。消耗品に関しては、次のサイクルのための在庫は必ず確保しています。安心の過剰摂取にもなり得るのですが、増えた在庫を整理する片付け術も同時に身につきます。

切らして困るものほど、多めに持っておきます。買い足しに走る時間も、「あ、無い…」と気づいたときの小さなイライラも、要らないものですから。

もちろん、持ちすぎれば場所をとりますし、使わないまま古くなるものも出てきます。なので在庫は、増やすのと減らすのがセットです。片方だけだと、ただ物が溜まっていくだけです。

スキルの在庫

また、物理的な在庫以外にも、スキルの在庫ストックも重要です。それは知恵だったり知識だったりします。精神的、知識的にも余力がある状態で仕事に望めば、考える幅や柔軟性が広がります。

すぐ使う予定のない知識ほど、あとで効いてきます。役に立つと分かっているものだけだと、想定どおりの仕事しかできません。回り道した経験が、そのまま引き出しの数になっている感じです。

時間と気持ちの余白

予定も、ぎっしり埋めないようにしています。全部埋まっていると急な相談を受けられませんし、何かあったときに動ける余白があるかどうかで、仕事の質はずいぶん変わります。

余力がないと判断が雑になって、断れなくなったり、確認が甘くなったり、いつもならしないミスをしたりします。前に書いた「低空飛行が理想」も、突き詰めれば同じ話です。

こういった理由により「在庫」という概念が好きです。

最後に

長々とお付き合いいただき、ありがとうございました!

書いてみて気づいたこと

書き終えて読み返してみると、仕事の話も趣味の話も、結局言っていることは同じでした。仕組みを見つけて楽をして、余白を作って、その余白で次のことを考える…の繰り返しです。

もっとも、立派な方針が先にあったわけではなく、めんどくさがりで凝り性という性格が先にあって、それでも回るやり方を後から見つけただけです。

このページは更新していきます

考えは変わります。数年前に正しいと思っていたことを、今は違うと感じることもありますし、それでいいと思っています。

なので、この「長い自己紹介」も、そのときどきで書き替えていくつもりです。

気軽に声をかけてください

ここまで読んで「合いそうだな」と思っていただけたら、うれしいです。

ご相談は、まだ形になっていない段階のものでも大歓迎です。「何をすればいいのか分からない」というところから一緒に考えるのが、いちばん得意なところです。

仙台にいますので、お近くの方はお茶でも飲みながら、遠方の方は画面越しで。お気軽にお問い合わせからご連絡ください。

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